今月のコラム
今月のコラム《一日一笑》
○あるお年寄りが怒気を込めてこう言いました。
「親のすねをかじって大きくしてもらいながら、全然、親の面倒みようとしない。何という親不孝者か」
それを聞いたある男が、こうアドバイスしました。
「だったら、今度は子供のすねをかじってみたらどうですか。やったらやり返す、これぞ倍返し」
ところが、そのお年寄り、寂しそうにこう言ったのでした。
「かじれるものならかじりたい。でも、かじろうにも歯が抜けてかじれないんだ」
○子供が、いくら母親が勉強をしなさいといってもきかない。
そこで、お母さんは、お父さんに、何とか子供に勉強をするようにいってくれるようにと頼みました。
「わかった。俺が、ビシッと言ってやる」
お父さんは、早速、息子に言いました。
「いいか、エイブラハム・リンカーンはな、お前の年には、法律の本を読んで一所懸命に勉強をしていたんだ。それに比べて、今のお前はなんだ。遊んでばかりいて。少しは、リンカーンを見習いなさい」
すると、子供は、ニコッと笑ってこう言いました。
「お父さん、知っている?リンカーンはね、お父さんの年には、もう大統領になっていたんだよ。お父さんもリンカーンを見習ったら!」
○子供がなかなか思うとおりにならない。
それに業を煮やした父親が子供に説教します。
「汝の父母に感謝せよ、これが生長の家の教えの根本だ。少しは親に感謝をしたらどうだ」
そうしたら、子供が言った。
「お父さん、汝の父母に感謝せよ、その後に何て書いてあるか知っている?汝の子に感謝せよ、だよ。お父さんの方こそ、子供に感謝している?」
○ある夫が妻に向かってこう言いました。
「明日から海外出張だと言っていただろ?なのに、何で用意をしていないんだ?生長の家は『夫にハイ』ではないのか?」
すると、妻はニコッとしてこう切り返したのでした。
「あなた、『信仰生活の神示』に何て書いてあるか知っている?『妻が明日の用意をしないときには良人が明日の用意をする。』そこのどこにも、『妻が明日の用意をしないときには良人はなぜしないんだと妻を責める』とは書いてないわよ。」
○「妻は夫にハイ」と決めつけないで「真理を深く知っている方がハイをしたらいい」というのが信仰生活のようですね。
ハイ、そこから出発〝信仰〟
(『谷口雅春先生を学ぶ』誌平成26年1月号より)